サポートが切れたWindows XPに最新の更新プログラムを適用する実験
昨年12月にパソコンのオペレーティングシステムのシェアでWindows XPがWindows 8を逆転したとの報道があり、どうみても眉唾ものだと思うのだが、それにしてもXPと8が拮抗しているというだけで、8の人気の無さとXPの根強さを感じることができる。
それにしても昨年5月にサポートの切れたXPを使い続けるのは、セキュリティの面から問題であることは各所で報道されているとおりだが、まだ使うことができるパソコンをサポートが切れたという理由から買い換えるのはもったいない。
そこで、XPに更新プログラムを適用できないか探したところ、マイクロソフトは認めていないけど、組み込み型のXPの更新プログラムを適用できることが判った。
というか、昨年の5月にこの情報は流れていたけど、その時点で適用できる更新プログラムが無かったので、確認したくても出来なかったというのが本当のところ。
組み込み型のXPは2019年までサポートされるので、サポートの切れたXPも同様に・・・
しかしマイクロソフトは認めていないので、やってはいけません。
でも本当に組み込み型のXPの更新プログラムが適用できるのか、VMWAREの仮想環境にWindows XPをセットアップして確認してみることにした。
この画面の右上の3行がレジストリに追加して組み込み型のXPだと宣言するスクリプトだがテキストエディタ(この場合はメモ帳)で作成してデスクトップに保存した。
そしてこのスクリプトをマウスでダブルクリックして適用してからWindows Updateを動かすと、25件の更新プログラムが表示された。
次に更新プログラムを適用中
適用した結果
当然、適用できる更新プログラムはなし
Windows XPのサポートが切れてから公開された組み込み型XPの25本の更新プログラムを適用してみたけど、更新に失敗したものは無く、特に問題は発生していない。
もちろん確認のためにセットアップしたWindows XPなので、すでに削除済みです。
とても興味深い記事、ありがとうございます。
ところで
> 組み込み型のXPは平成19年までサポートされるので、
とありますが、平成29年の間違いですか?
(2015年1月7日の記事ですので・・・)
2019年の間違いでした。
ご指摘ありがとうございました。