WindowsXPにテレビチューナーKTV-FSPCIE(K1106)を改造して取り付ける手順

by 管理者
8月 09日 2011 年

PC用テレビチューナーKTV-FSPCIEは、5000円以下で手に入るだけでなく、改造することで画面の大きさが変えられたり、いろいろなメリットが出てきます。

大きな声じゃ言えないですが、暗号化という余計な処理をしないため、チャンネルの選択に時間がかからなくなったり、録画した番組を家庭内LANで共有をかけて家庭内のどのパソコンからでも視聴できるようにしたり。

もっとも、付属のソフトの出来が悪いため、フリーのソフトを使うために改造するというメリットもあります。

そのため、価格.comの売り上げでは4位、満足度ランキングでは堂々の1位です。(2011.08.09現在)

私のPCは、アナログの停波とともにPCのアナログチューナーが使えなくなってしまったので、昨日ソフマップでKTV-FSPCIEを買ってきて改造を行いましたが、使えるようになるまでに実に4時間かかりりました。

というのは、「FSPCIE 改造」で検索すると山のように改造サイトがヒットしますが、そのどれもがWindows7対応を前提としているのか、説明のとおり作業してもWindowsXPではデバイスドライバをあてることさえできませんでした。
それでも散々苦労した挙句、なんとかTVを見れるようになったので皆さんのお役に立てればと思い、ここに備忘録程度ですが、WindowsXP 32ビット SP3にセットアップした作業内容を記載します。

といっても、深夜にやったので、スクリーンショットするら撮っていません。

まさか、こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。・・・マジで

はっきり言って、パソコン初心者にはとてもお勧めできるものじゃありません。

かなりハードルが高いです。

また、改造を始める前に公式のソフトウェアをインストールして、テレビが映るかどうか、初期不良があるかどうか確認してから作業してください。

尚、赤文字で書いたところは、K1106基盤特有なのか手順書と違っていたところです。

 

基盤の改造方法
K1106基盤は米粒よりはるかに小さな抵抗、R19を取除きます。
私は、手持ちのハンダごての先端をヤスリで研いでツンツンに尖らせて、R19の上でハンダが溶けるまで暖め、少し押してずらして取り除きました。
R19の位置は、右の赤の□、取り外したR19は左の赤の○です。

      K1106基盤とR19の位置

 

ファームウェアの書き換えおよびソフトウェアのインストール

以下の2つを落とします。
・BonDriver_FSUSB2N 0.3.10 2011-05-08 (SHA-1:07eebf9b8e5be0217bc80c3deda299b57ae8b0c0)
http://2sen.dip.jp/cgi-bin/dtvup/source/up0677.zip

・FSPCIE-K1102のファーム書き換えツール2
http://www1.axfc.net/uploader/Li/so/99005&key=k-an!!

落としたツールを解凍します。

「FSPCIE-K1102のファーム書き換えツール2」を使って、ファームの書き換えが終了したら、以下のURLからtvtestを落とします。
http://tvtest.zzl.org/

tvtestの設定は、「BonDriver_FSUSB2N 0.3.10 2011-05-08」のReadMe.txtのとおりです。

以下の説明文は「FSPCIE-K1102のファーム書き換えツール2」のreadme.txtの内容にK1106基盤との相違点を赤文字で追記・訂正して書き直しました。

 

----------以下 readme.txt 全文--------------

FSPCIE:K1102のファーム書き換え用ツール詰め合わせ(WinUSB Driver 1.9ベース)

【注意】
・ファーム書き換えを行なう前に公式ドライバや公式アプリはアンインストールする。
・このファイルの手順やまとめサイト等の情報をよく読んで作業内容を理解してから
ファーム書き換えを行なうこと。
http://ktvwiki.sitemix.jp/
・FSPCIE:K1102ではそれまでのFSPCIEと違い、物理的なサルベージ配線は不要になるが
物理プロテクトを解除するためのIC 24C64WPの7pinカット又はR19除去は必要。

【使用するファイルの内容】
●readme.txt
このファイル

●fwtool.exe 36,352 bytes
SHA-1: 5994447d52a2c4614af4759e80c3e96e6e1b2fa3

●vcredist_x86_9.0.30729.4148.exe 4,485,976 bytes
SHA-1: bd18409cfe75b88c2a9432d36d96f4bf125a3237
以下からダウンロードできるvcredist_x86.exeと同じもの(VC++2008ランタイム)

XPやVistaで.NET Framework 3.5が未インストールの場合
fwtool.exeやBonDriver_FSUSB2Nの動作に必要なので事前にインストールしておくこと。
#fwtool.exe起動時にエラーが出た後でインストールしても特に問題はない。
なおfwtool.exeはx86アプリなのでOSがx64であってもVC++2008ランタイムはx86版が必要

Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プログラム
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=2051A0C1-C9B5-4B0A-A8F5-770A549FD78C

●quickbe.exe 95,232 bytes
SHA-1: 1c2794e5709c135d1c371321c01dd43dfe25a8fb
オリジナルのQuick Be Build-011にVista対応&メモリーリーク修正パッチを適用したもの
http://security.symphonic-net.com/software

●KTV-FSUSB2.pat 61,952 bytes
SHA-1: d12872a7720f88f0d8400e1f7fc0c9f17b54dc72
FSPCIE:K1102用のパッチファイル

●WinUSB Driver1.9フォルダ内
WPjeGg6tSA氏のサイトからダウンロードできるWinUSB Driver 1.9を元に
ktv-fsusb2.infをFSPCIE:K1102用に修正したもの

【ファーム書き換えの手順】

【1】本体改造
IC 24C64WPの7pinカット又はR19除去。
具体的な加工場所はまとめサイト等の画像を参考に。
抵抗除去の際に基板を傷つけたりしないように周辺をテープ等で保護する。
【2】本体をUSBに取り付ける
・XPの場合
「新しいハードウェアの検出ウィザード」
「いいえ、今回は接続しません」

「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」

「検索しないで、インストールするドライバを選択する」

「ディスク使用」でWinUSB Driver1.9のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定
「ハードウェアのインストール」の警告画面が出た場合は「続行」を選択

・Vista/7の場合
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」

「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」

「ディスク使用」でWinUSB Driver1.9のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定
「Windows セキュリティ」の警告画面が出た場合は「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択

#デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に
「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識していることを確認

【3】外ROM無効化
fwtool.exeを起動して表示されている文字列を選択して「開く」を押す
-----------------------------
FW Read開始
妨害有
Firmware:CRC32:D58247AF
完了
-----------------------------
と表示されていることを確認して「外ROM無効化」を押す

-----------------------------
FW Write開始
0000:00
完了
-----------------------------
と表示されたことを確認してから「閉じる」でfwtool.exeを終了

【4】本体を一旦USBから取り外す(取り外してから10秒以上待つ)

【5】4までの手順を終わらせた本体をUSBに取り付ける
「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(Win7は「USB入力デバイス」)
として自動的に認識
「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(Win7は「USB入力デバイス」)
として認識されない場合は、外ROM無効化に失敗している可能性が高いので
4までの手順をもう一度やり直す

【6】ドライバの更新
デバイスマネージャの「ヒューマンインターフェイスデバイス」から
「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(Win7は「USB入力デバイス」)
のドライバを更新する。

USBマウスを使っている等の理由で
「USBヒューマンインターフェイスデバイス」(「USB入力デバイス」)が複数ある場合
プロパティの「詳細」→「ハードウェアID」が「USB\VID_EB1A&PID_2874&REV_0100」・・・私のK1106基盤はREV_0100ではなく別の文字列でした。
のデバイスを選んで、「ドライバ」タブ→「ドライバの更新」からドライバを更新

・XPの場合
「新しいハードウェアの検出ウィザード」
「いいえ、今回は接続しません」→
「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」→
「検索しないで、インストールするドライバを選択する」→
「互換性のあるハードウェアを表示」一覧から「EEPROM Writer (FSUSB2N)」を選択
(選択出来ない場合は「ディスク使用」で2のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定)
「ハードウェアのインストール」の警告画面が出た場合は「続行」を選択

途中、「WinUsbCoinstaller2.dll」の場所を指定する画面がでたら、\FSPCIE-K1102のファーム書き換えツール2\WinUSB Driver1.9\amd64
を選択しました。
「\FSPCIE-K1102のファーム書き換えツール2\WinUSB Driver1.9\i386」にも「WinUsbCoinstaller2.dll」がありますが、単に私のCPUがAMD(Phenom Ⅱ)だったからです。
本当にこれで良かったのか分かりません。

・Vista/Win7の場合
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」→
「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」→
「互換性のあるハードウェアを表示」一覧から「EEPROM Writer (FSUSB2N)」を選択
(「選択出来ない場合は「ディスク使用」で2のフォルダ内のktv-fsusb2.infを指定)
「Windows セキュリティ」の警告画面が出た場合は
「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択

ドライバの更新に成功すると
デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に
「EEPROM Writer (FSUSB2N)」として認識
「詳細」タブの「ハードウェアID」は「USB\VID_EB1A&PID_2874&REV_0100」・・・私のK1106基盤はREV_0100ではなく別の文字列でした。

【7】本体ファーム書き出し
fwtool.exe起動
-----------------------------
FW Read開始
外ROM無効 [0]=26でFile書出推奨
Firmware:CRC32:0400E2AE
完了
-----------------------------
と表示されているのを確認して
「File書出[0]=26h」を押す → 名前をeeprom.binにして「保存」

#必ず「File書出[0]=26h」を使うこと
書き出し後「FileWrite完了」の表示を確認してから「閉じる」でfwtool.exe終了

【8】書き出したeeprom.binのハッシュをチェック
#ハッシュをチェックするツールは検索して適当なものをダウンロードして使うこと
CRC32 : CDA541FF
MD5 : ECEB60DE311FCF5689A59BBFF7F4ED80
SHA-1 : 43D92A355212747D28BF34F8670C224EA45CA5F0

この時点でハッシュが違っていた場合
どこかの手順が間違っている可能性が高いのでもう一度やり直す

【9】パッチ適用
上で書き出したeeprom.binとパッチファイル(KTV-FSUSB2.pat)を
同じ場所に置いてQuick Be起動
「ファイル」→「パッチファイル実行」→パッチファイル指定→「実行」

成功すれば「パッチの実行 - ファイルの書換が完了しました。」と表示される
#標準設定ではbackupというフォルダにパッチ適用前のeeprom.binも保存される
もし「実行」を押した時に
「パッチの書き換え前のデータと、書き換え対象ファイルのデータが一致しない箇所があります
このまま処理を続行する場合は、構わず書き換えます。続けますか?」
の警告が出た場合は、書き出したeeprom.binか適用しようとしているパッチファイルに
問題があるので警告を無視して作業を進めてはいけない

【10】本体ファーム書き換え
パッチを適用したeeprom.binをfwtool.exeと同じ場所においてfwtool.exe起動
→「Original書込」が有効になっているので「Original書込」を押す
-----------------------------
無変更Firmwareを書込
FW Write開始

完了
-----------------------------
と表示されればeeprom.binの内容を本体に書き込み成功、fwtool.exeは終了しない。
#少し時間がかかる(プログレスバー2.5回分程度)ので注意
#「無変更Firmware Fileが不正」のエラーが出た場合は
書き込もうとしているeeprom.binに問題があるので作業を中断して手順を見直す

【11】10の書き込みに成功したら
「Patch書込」が有効になるので続けて「Patch書込」を押す
Patch書き込みが終われば「閉じる」でfwtool.exeを終了して本体を一旦USBから取り外す

【12】ファーム書き換え済み本体をUSBに取り付ける

・XPの場合
「新しいハードウェアの検出ウィザード」
「いいえ、今回は接続しません」
      ↓
「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」
      ↓
「検索しないで、インストールするドライバを選択する」
      ↓
「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」を選択

デバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」に
「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識
「詳細」の「ハードウェアID」が「USB\VID_0511&PID_0029&REV_0100」・・・私のK1106基盤は&REV_0100ではなく\0でした。
であることを確認
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」として認識されない場合や
「ISDB-T DTV Tuner FSUSB2N」として認識されない場合は
ドライバの認識などに問題があるのでもう一度やり直す

【13】 最終チェック
fwtool.exe起動
-----------------------------
FW Read開始
Firmware:PatchV2適用済
完了
-----------------------------
と表示されればファーム書き換え成功
以降改造済み本体としてBonDriver_FSUSB2NやTVTest等が使えるようになる

以上

なお一旦改造に成功した本体は
別のPCに取り付けたりOSを再インストールしても改造済み本体として認識されるので
改造済み本体を別のPCやOS再インストール後に取り付ける場合は
上記2の手順で改造済み本体をPCに取り付けてから
今回付属している書換え済みのWinUSBドライバを指定してインストールするだけでOK

また改造済み本体を使っている環境で別の個体を改造する場合は
ミスを防ぐため改造済み本体を一旦取り外してから実行すること

----------
※FSUSB2:K1102のファーム書き換え用ツール詰め合わせを元に改変しました。
ツール詰め合わせをまとめてくれた有志に感謝します。

2011/05/22
ktv-fsusb2.inf、readme.txtを修正
2011/05/21
初版

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